ルールと合わせて大切なことが「ゲーム機やメディア以外にも余暇を持つこと」。
特にまだ余暇を見つけきれていないお子さんは保護者と一緒に楽しむ経験を積むことが大切なのだそうです。その時は、何かをしながらではなく真摯に向き合うことで「全力で受け入れてもらえた」というポジティブな思いや経験につながりやすく、ゲーム以外の代替余暇や家族との時間が依存症にブレーキをかける手立てになるようです。
依存症外来に相談に来る保護者の方の中には手が放せて楽になるからと、ゲーム機を気軽に与えてしまったことを悔いている家庭もあるそうです。
今回の記事を書くに当たって改めて家族内での価値観の共有、適切なルールの設定、余暇を持つこと、余暇を見つけ切れていない人への支援の大切さを感じました。
次回は「こんな余暇はいかがでしょう?」事業所での取り組み一例を紹介したいと思います。
出典:2022.6.11 第31回倉敷発達障がい研究会 学習会資料