ライトキッズの日常

~ 岡山にある障害児通所支援事業所の日々の活動記録 ~

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リトミックってなあに? Part1

ライトキッズでのリトミック活動について

 

保護者各位

リトミック担当   西嶋 佳子

 

 みなさんこんにちは。ライトキッズにてリトミックを担当させていただいております西嶋佳子です。

 保護者さまにおかれましては、いつもお子様のご送迎やライトキッズの活動にご理解とご協力を賜り、ありがとうございます。

 ライトキッズでは子供たちへのアプローチの一環としてリトミックがありますが、その活動の中で大切にしていることなどを紹介します。

1回目の今回はリトミックの概要についてご紹介します。

リトミックとは?

 スイスの作曲家 エミール・ジャック=ダルクローズによって考え出された音楽教育法です。「ひとり一人の感性を磨き、心と体の調和的な発達を促すもの」と定義付けられたものですが、今日では音楽教育だけにとどまらず、演劇・舞踊・障害児(者)教育や保育現場・高齢者を対象とした活動など幅広い分野での活動がなされるようになってきました。どの現場でも音楽を使い、自分の体の中から出てくる表現力を引き出していく自己表現することの大切さを謳っています。そういった自己表現力を身につけていく中で、自己肯定感(私は私で素晴らしい力を持っていると思える自分であること)を培っていくことに非常に役立つ教育法であると言えます。

 

リトミックによって何が身に付きますか?

 私が一番大切に思っていることは、自己肯定感を身につけてもらいたいと思っています。自己を認めて、愛することができるようになって、初めて他者への関心が生まれます。まずはお子様の今持っている力を十分に認め、良いところはたくさん褒めることを大切にしています(間違っていることは、単刀直入に違うことだけを伝えていく必要はあります。何でもかんでも認めていくことが愛情ではないと考えています。)。お子様の目をみてしっかり褒めて認めてあげる経験を沢山積んでいくこと。リトミックの活動の中でもお子様それぞれの良い面を沢山見つけて、褒める経験を積んでいます。人として認められて初めて他者のことに目を向けて、他者の気持ちに気づくことができるようになると考えているからです。

 

そしてもう一つ大切にしていること

 それは子供同士を比べないことです。子供たちはそれぞれ個性を持って生まれてきています。得意なことも苦手なこともそれぞれの個性です。それを”誰々は〜”と比べられることは、子供たちにとってはとても苦しいことではないかと思います。その子のできることは自信を持って今後に活かしていけるように、苦手なことは少しでも経験を積んでいくことで、少しずつでも前に進んでいけるようにアプローチしていけば良い、その中で苦手だけどほんのちょっとだけでも頑張れたよという気持ちがまた一歩前に進める過程になればと思っています。スモールステップからで大丈夫!そこから可能性は沢山広がっていますよ!

 

今回はリトミックについて簡単に説明しました

次回はリトミック活動を通し、どんな力が育まれるのかについて掲載したいと思いますので乞うご期待!